弥生販売を購入し、最初に行うこと、それは「事業所データの新規作成」です。
この画面で「会計期間」を入力する必要がありますが、これはあとで変更できません。
何のことなのかしっかり理解して入力する必要があります。
入力した「会計期間」は、何に使われるのか?
・年間推移表を出力する際の基準になります
年間推移表は月々の売上の比較や変化を検証できる集計表です。
12ヵ月分が1ページに表示されますが、弥生販売の推移表は何月から表示が始まるかご存知ですか?
会計期間で設定した始めの日が含まれる月から、最後の日が含まれる月の順で12ヵ月が表示されます。
任意の月から12ヵ月を表示できるわけではないのでご注意ください。
・月報の基準になります
月指定タイプの集計表は、期間指定に月しか指定できません。
会計期間を2017/4/1~2018/3/31と設定した場合に、
売上月報の集計期間を「6月」を選択すると、6/1~6/30の伝票が集計されます。
ちなみに期間指定の方法は、月指定タイプのほかに、日指定タイプの集計表もあります。
日指定タイプの集計表は、集計開始日から終了日までを1日単位で指定できます。
月末までを集計したい場合と、20日締めなどの任意の日付で集計したい時もあると思います。
使用したい集計表が、月指定タイプと日指定タイプの両方があれば使い分けできますが
使用したい集計表が、月指定タイプのみの場合は注意が必要です。
・会計期間で入力した日付より前の伝票入力はできません
この制限は、売上伝票・入金伝票・仕入伝票・支払伝票だけではありません。
見積書・受注伝票・発注書にもこの制限が適用されますのでご注意ください。
前期に受注済みで今期出荷予定の受注伝票や
前期に発注済みで今期入荷予定の発注書も入力したいなら
会計期間には、前期の会計期間を指定する必要があります。
・期をまたぐ請求書を発行する場合
末締め以外の締め請求がある場合は注意が必要です。
例えば、3月末決算で4月から全ての伝票を弥生販売で入力する予定だが、
4/20締めの請求書も弥生販売で作成したい場合が該当します。
4/20締めの請求書の集計期間が3/21~4/20の場合は、4月から使用するとは言っても、
3/21~3/31までに売上が発生する場合は売上伝票を入力しなければ請求書の明細に印刷されません。
会計期間を今期の4/1~3/31と設定してしまうと、3/21~3/31を入力できません。
この場合は、会計期間は前期の4/1~3/31と設定する必要があります。