弥生販売の使い方に関する質問を紹介します。
Q.会社の決算日を変更したので、弥生販売の会計期間を変更したい。
A.弥生販売の会計期間を変更することはできません。
どうしても弥生販売の会計期間を実際の会計期間に合わせたい場合は、
新しい会計期間の事業所データを新規に作成する必要があります。
ここでひとつご提案です。
弥生販売の会計期間を、実際の会計期間に合わせずに使うことは可能です。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、どんな影響があるかを知ったうえで、
・決算日を変更したから、弥生販売の会計期間を実際の会計期間に合わせる
・決算日を変更したけど、弥生販売はそのまま使う
どちらを選択するかをお決めください。
弥生販売の会計期間とは
弥生販売の使用をはじめる際に行う「事業所データ作成」で、会計期間を入力します。
ここで入力した会計期間を変更することはできません。
決算期を変更したため、新しい会計期間にあわせた弥生販売の事業所データを新規作成する場合の注意点
・作業の手間がかかる
・事業所データが2つにわかれる
過去データの閲覧は事業所データを切り替える必要があります。また集計もできません。またがる期間を集計する場合はExcelなどで作業する必要があります。
決算期を変更したが、弥生販売は何もせずにそのまま使う場合の注意点
弥生販売は何もせずにそのまま使用しても、納品書や請求書の発行などの日常処理は問題ありませんが、集計表の出し方に注意が必要なものがあります。
年間推移表
弥生販売の年間推移表は起点となる月を自由に選択できません。
起点になる月は、会計期間の期首に設定した月が固定されます。
決算日を変更し、弥生販売はそのまま使用する場合は、新しい会計期間にあわせた年間推移表は作成できません。
この表以外の集計表は条件指定を変更するなど代わりの方法がありますが、この推移表の起点を新しい会計期間に合わせたい場合は、推移表はExcelで作成するか、新しい会計期間の事業所データを別途作成する必要があります。
日付指定タイプの集計表で「当会計年度」は使えない
たとえば売上日報の期間指定には「当会計期間」という条件がありますが、この条件を選んだ場合に指定される期間は、決算日を変更する前の会計期間です。
しかし、「任意の期間」を選べば、期間を自由に指定できますので決算日を変更後の新しい会計期間を指定することも可能です。
決算月の変更だけではなく、日にちも変更した場合の注意点
(3月末決算を、5月末決算へ変更した → 月だけ変更
3月末決算を、5月20日決算へ変更した → 日にちも変更)
変更後の会計期間にあわせた月報を出力したい場合は注意が必要です。
売上月報はそのタイトルどおり、出力期間は「月」を指定しますので、6月を指定すると決算日を変更する前の会計期間に合わせて6/1~6/30のデータが集計されます。
決算日を変更したあとの会計期間にあわせた5/21~6/20を出力したい場合は、見る集計表を「売上月報」から「売上日報」へ変更してください。
売上日報で、期間指定を5/21~6/20と指定すれば、欲しい期間の集計がとれます。