弥生販売の使い方に関する質問をご紹介します。
Q.一見のお客様(今後取引があるかわからないお客様)への納品書を作成する場合でも、得意先マスタは作らなければならないでしょうか?
A.得意先マスタを最初に登録し、伝票入力時はコードを選択するだけの使い方ができるのが販売管理ソフトのメリットでありますが、取扱商品や事業内容によっては一回だけの取引がメインとなることもあるかと思います。このような場合は、面倒だと思われるのはごもっともです。
「諸口」「一見」などの自分がわかりやすい名称で得意先コードを1つ作成しておき、売上伝票を入力する際に名称を修正することができます。納品書には伝票で変更した名称が印刷されます。
この方法なら、得意先マスタをその都度増やす必要がないので、入力が楽ですがデメリットもあります。
・「名称」は売上伝票で修正入力できますが、「住所」は得意先マスタから参照するのみです。納品書へ住所も印刷する必要がある場合は、一回だけの得意先も得意先コードを作ったほうが良いでしょう。
・売掛金などの管理帳票がまとまってしまいます。入金のチェックをしやすくしたいなら、一回だけの得意先も得意先コードを作ったほうが良いでしょう。
・〇〇を買ったお客様へDMを送りたい。など情報を活用する場合は、一回だけの得意先も得意先コードを作ったほうが良いでしょう。
このように、メリットとデメリットがありますので、日々の入力を楽にしたいのか、それとも後で情報を活用したいのか?このあたりをいまいちど検討したうえで、お好きな方法で入力してください。