弥生会計と弥生販売に関するバージョンアップのご相談を紹介します。
本日のご質問はこちらです。
Q.弥生会計15と弥生販売15を使用しています。
昨年10月に最新版の弥生会計17と弥生販売17がリリースされましたが、費用の問題で弥生販売だけを最新版にバージョンアップすることは可能でしょうか?
A.弥生販売だけを最新版にし、弥生会計は旧バージョンのまま使うことは可能ですが、いくつか注意点をご紹介します。
<弥生会計の旧バージョンを使い続けるデメリット>
・消費税率10%引き上げ時期の再延期に対応したプログラムを使うことができません。2015年の通常国会において、2017年4月1日に予定されていた消費税率引き上げ時期を延期する政府方針が示されたことにより、最新版の弥生会計17では仕訳入力の際に初期表示される税区分の設定が修正されていますが、旧バージョンは消費税率引き上げ時期の再延期の表明よりも前にリリースされたものですので、この設定が変更されません。手修正が必要となります。また消費税申告書の様式変更にも対応していませんので、自社で消費税申告書を作成されている場合は、この点も注意が必要です。
・弥生の保守契約「あんしん保守サポート」は、最新版のみ加入できますので、旧バージョンを引き続き使用する場合は、電話サポートをうけることができません。
これらの点を考慮していただき、旧バージョンをお使いいただくことは可能ですが、できれば両方のソフトとも最新版へのバージョンアップとあんしん保守サポートへのご加入をおすすめします。