2016年10月21日にリリースされた弥生販売の最新シリーズ「弥生販売17スタンダード」「弥生販売17プロフェッショナル」「弥生販売17ネットワーク」の新機能と変更点をご紹介します。
「商品台帳単価一括変更」が予約登録できるようになりました
「単価一括変更」はもともとは消費税率が5%から8%に変わるときに弥生販売14シリーズに搭載された機能です
税込内税販売しているユーザーさんは、この機能を使用することで、複数の商品マスタの単価を短時間で変更することができました
弥生販売17シリーズでは、予約登録もできるようになり用途が広がりました
変更方法は3種類「税込単価の税率を変更」「増減額を指定」「増減率を指定」から選択でき、一括変更後に個別修正も可能です
新帳票レイアウタで「0」(ゼロ)を印刷するかを指定できるようになりました
新帳票レイアウタ(弥生販売12以降)では、0は印刷されませんでしたが、今回0を印刷するかしないかをユーザーが設定できるようになりました
弥生販売の明細表の印刷形式の追加
弥生販売の以下の明細表に「倉庫」と「プロジェクト」を印刷しない書式が追加されました
・見積明細表
・受注明細表
・売上明細表
・発注明細表
・仕入明細表
・出庫明細表
・入出庫明細表
・生産明細表
倉庫機能とプロジェクト機能を使用していない場合は、新書式での印刷をおすすめします
弥生販売のメニューの起動方法が変わりました
「弥生マイポータル」の新設に伴い弥生会計の本体から起動していたメニューが一部「弥生マイポータル」へ移動しました
・クイックナビゲータの「サポート・サービス」のタブが削除されました
・メニューバー[オプション]-[接続設定]が削除されました
・メニューバー[ヘルプ]-[サポート案内]が削除されました
・メニューバー[ヘルプ]-[サポート問い合わせ票]が削除されました
・メニューバー[ヘルプ]-[弥生WEBサイト]が削除されました
・メニューバー[ヘルプ]-[オンラインアップデート]が削除されました
これらのメニューと、従来はWindowsのスタートボタン すべてのアプリから起動していた「ツールとマニュアル」も「弥生マイポータル」から起動できるようになりました
消費税率10%引き上げ時期の延期に対応しました
2016年の通常国会にて、消費税率10%への引き上げ時期を再延期する方針が表明されたため弥生販売17シリーズにて対応しています
弥生販売16では、2017年4月1日以降の取引日付では、10%の税率が自動表示されます
弥生販売17では、2019年9月30日までの取引日付では、8%の税率が自動表示され、2019年10月1日以降の取引日付で10%の税率が自動表示されます
弥生販売17からSQL server 2005に非対応となりました
SQL server 2005は2016年4月にマイクロソフトのサポートが終了しています
弥生販売プロフェッショナル、弥生販売17プロフェッショナル2ユーザー、弥生販売17ネットワークでは、SQL server 2005に保存されている事業所データを開くことができません
SQL server 2005を使用している場合は、SQL serverのバージョンアップが必要です
同梱されるSQL Serverのバージョン
弥生販売17ネットワークにはSQL Server 2014 Standard SP1が同梱されます
弥生販売17プロフェッショナルと弥生販売17プロフェッショナル2ユーザーにはSQL Server 2012 Express SP2が同梱されます
対応OS
Microsoft Windows 10
Microsoft Windows 8.1
Microsoft Windows 7 SP1
Microsoft Windows Vista SP2
弥生販売17シリーズで直接コンバートできるバージョン
下記の旧製品をお使いの場合は、弥生販売17に搭載されているコンバーターを使用することで、いままで利用していた事業所データを弥生販売17にて引き続きお使いいただけます
弥生販売16シリーズ
弥生販売15シリーズ
弥生販売14シリーズ
弥生販売13シリーズ
弥生販売12シリーズ
弥生販売11シリーズ
弥生販売10シリーズ
※データコンバートで税区分(税率)の変換を行われません(税率5%と入力されているものは5%のままです。取引日付で自動的に8%に変換されることはありませんので必要に応じて手修正が必要です)
※弥生販売09以前のデータをコンバートしたい場合は、弥生導入支援センターへご相談ください