2015年10月30日に発売された弥生最新シリーズ弥生販売16シリーズの新機能や機能変更点をご紹介します。弥生販売プロフェショナルに弥生販売ネットワークの限定機能が解放されました。弥生販売プロフェッショナルをご利用中のお客様は要チェックです。
「倉庫管理」の追加
弥生販売16プロフェショナル(弥生販売16プロフェッショナル2ユーザー)に「倉庫管理」機能が追加されました。 「倉庫管理」は弥生販売15シリーズまでは、弥生販売ネットワークの限定機能でした。 弥生販売16プロフェッショナルでは倉庫別に入出庫ができますので、何がどこにいくつあるかがわかるようになります。
「入金消込」の追加
弥生販売16プロフェッショナル(弥生販売16プロフェッショナル2ユーザー)に「入金消込」機能が追加されました。 「入金消込」は弥生販売15シリーズまでは、弥生販売ネットワークの限定機能でした。 弥生販売16プロフェッショナルでは入金伝票の画面に追加された「消込検索」ボタンをクリックすると未消込の売上伝票が表示されます。消し込みたい行にチェックマークをつけると得意先元帳へ反映します。
「プロジェクト管理」の追加
弥生販売16プロフェッショナル(弥生販売16プロフェッショナル2ユーザー)に「プロジェクト管理」機能が追加されました。 「プロジェクト管理」は弥生販売15シリーズまでは、弥生販売ネットワークの限定機能でした。 弥生販売16プロフェッショナルでは売上伝票の明細行と仕入伝票の明細行にプロジェクトコードを入力する欄が追加されました。 プロジェクトコードで売上額と仕入額を集計できます。
「発注一括作成」の追加
弥生販売16プロフェッショナル(弥生販売16プロフェッショナル2ユーザー)に「発注一括作成」機能が追加されました。 「発注一括作成」は弥生販売15シリーズまでは、弥生販売ネットワークの限定機能でした。 弥生販売16プロフェッショナルでは複数の受注伝票から複数の仕入先宛ての発注伝票を一括で作成できます。 発注伝票の仕入先は、商品台帳で登録した「主たる仕入先」が自動的にセットされます。 在庫を持たずに、受注してから発注している場合におすすめの機能です。
「承認」の追加
弥生販売16プロフェッショナル(弥生販売16プロフェッショナル2ユーザー)に「承認」機能が追加されました。
「承認」機能は弥生販売15シリーズまでは、弥生販売ネットワークの限定機能でした。
弥生販売16プロフェッショナルでは売上伝票・入金伝票・仕入伝票・出金伝票の4伝票に対してそれぞれ承認機能を使用するかどうかを設定できます。
承認機能を有効にした場合の動作は以下のようになります
・承認済みの伝票はロックされ変更や削除できなくなります
・未承認の伝票は月報などの管理資料に集計されません
・未承認伝票は弥生会計へ仕訳転送されません
・未承認の伝票がある得意先は請求書が発行できません
・与信限度額の超過や在庫不足の警告の基準値にのみ、未承認の伝票を含めるかどうかを選択できます。
「ログ管理」の追加
弥生販売16プロフェッショナル(弥生販売16プロフェッショナル2ユーザー)に「ログ管理」機能が追加されました。 「ログ管理」は弥生販売15シリーズまでは弥生販売ネットワークの限定機能でした。 弥生販売16プロフェッショナルでは、ログ管理を有効にすると、ユーザーごとのログイン、ログアウト状況や誰がどの伝票を編集したかが記録されます。
弥生販売プロフェッショナルと弥生販売スタンダードのデータ互換について注意点
弥生販売プロフェッショナルと弥生販売スタンダードはデータ互換があるため、弥生販売プロフェッショナルで作成したバックアップファイルを弥生販売スタンダードで復元することができますが
弥生販売16シリーズからプロフェッショナルへのみ追加された機能を使用している場合は、弥生販売スタンダードで復元できません。
例えば、弥生販売プロフェッショナルで倉庫管理機能を使用した場合は、弥生販売スタンダードで復元できません。しかし、倉庫コードを使用していない状態に変更してからバックアップすれば、そのバックアップファイルは弥生販売スタンダードで復元できます。
なお、弥生販売プロフェッショナルのデータを弥生販売ネットワークでひらくことはできますが、弥生販売ネットワークのデータを弥生販売プロフェッショナルでひらくことはできません。
「分類」が増えました
弥生販売16プロフェッショナル(弥生販売16プロフェッショナル2ユーザー)では「分類」が5種類に増えました。 弥生販売15シリーズまでは、「分類1」「分類2」「分類3」の3種類でした。 弥生販売プロフェッショナルでは「分類4」「分類5」の2種類が増え、全部で5種類になり、弥生販売ネットワークと同じ仕様になりました。
ヤマト運輸の送り状のバージョンアップに対応
ヤマト運輸で「ネコポス」「宅急便コンパクト」の新サービスが開始され、B2Webがバージョンアップしました。 弥生販売16シリーズでは、このバージョンアップに対応しています。
やよいの見積・納品・請求書からのデータ移行
やよいの見積・納品・請求書からデータを移行できるようになりました。 移行できるデータは「自社情報」「得意先台帳」「商品台帳」のみとなっています。帳票レイアウタや売上伝票などは移行できません。また得意先台帳や商品台帳で弥生販売固有の情報は、データ移行後に追加入力が必要です。 やよいの見積・納品・請求書のバージョン13以降(13、14、15、16)のデータファイルまたはバックアップファイルが対象です。 「弥生販売16ツールとマニュアル」の、「やよいの見積・納品・請求書からのデータ移行」から起動します。
同梱されるSQL Serverのバージョン
弥生販売16ネットワークにはSQL Server 2014 Standard SP1が同梱されます
弥生販売16プロフェッショナルと弥生販売16プロフェッショナル2ユーザーにはSQL Server 2012 Express SP2が同梱されます
対応OS
Microsoft Windows 10
Microsoft Windows 8.1
Microsoft Windows 8
Microsoft Windows 7 SP1
Microsoft Windows Vista SP2
弥生販売16シリーズで直接コンバートできるバージョン
旧製品をお使いの場合は、下記のバージョンは弥生販売16に搭載されているコンバーターを使用すると、弥生販売16にてそのデータをお使いいただくことができます
弥生販売15シリーズ
弥生販売14シリーズ
弥生販売13シリーズ
弥生販売12シリーズ
弥生販売11シリーズ
弥生販売10シリーズ
弥生販売09シリーズ
※データコンバートでは税区分(税率)の変換は行われません(税率5%と入力されているものは5%のままです。データコンバートによって取引日付で自動的に8%に変換されることはありませんので必要に応じて手修正が必要です)
※弥生販売08以前のデータをコンバートしたい場合は、弥生導入支援センターへお問い合わせください