【セミナー情報】
《開催日時》 2008年06月11日 14:30~16:30
《セミナー名》 弥生給与08社会保険・算定処理セミナー
【本日の感想】
給与計算業務そのものをはじめたばかりで、給与計算のしくみをまだこれから学んでいこうとする方も受講されていました。
給与計算を行うためにも広義の知識が必要な部分もあります。ひとつずつ知識を蓄積していきや良い給与の操作にも少しずつ慣れて行ってください。今後のご活躍を願っています。
算定処理は年に1回標準報酬月額を見直す大切な手続きです。
本日の内容をしっかり確認しながら処理を行ってください。
【本日の一問一答】
《質問》
月額変更届での[月額変更者のみ]の自動判定対象者となる条件何ですか。
《回答》
月額変更届での[月額変更者のみ]は、以下の要件を全て満たした従業員が対象となります。
・集計対象開始月とその前月で固定的賃金が変動している
・集計対象最終月の標準報酬月額と月額変更届の集計対象期間で計算した標準報酬月額の差が2等級以上ある
・月額変更届の集計対象期間の基礎日数がすべて17日以上ある
・固定的賃金がプラスに変動している場合は標準報酬月額の差もプラス2等級以上であり、固定的賃金がマイナスに変動している場合は標準報酬月額の差もマイナス2等級以上である
弥生給与では、以下の設定により自動判断しています。
・固定的賃金に該当するのは、[固定的賃金<月額変更>]にチェックが付いている項目です。クイックナビゲータの[導入]タブから[明細項目]をクリックし、[支給区分]に[給与]、[項目グループ]に[支給]を選択して、[一般]タブで[固定的賃金<月額変更>]のチェックの有無を確認してください。この設定が間違っていると正しく判断されません。
固定的賃金の合計金額は、各集計表の[固定賃金合計]に表示されます。メニューバーの[集計]―[賃金台帳]をクリックし、集計対象開始月とその前月で[固定賃金合計]欄の金額が変動しているか確認してください。
※ システム固定項目の[非課税通勤費][課税通勤費][現物非税通勤][現物課税通勤]は、固定金額として計算されます。
・月額変更届の集計対象期間で計算した標準報酬月額は、集計期間3か月間の「合計」金額の平均額になります。この金額と集計対象最終月の標準報酬月額の比較を自動でおこなっています。
・基礎日数は、[支払基礎日数]と[出勤基礎日数][欠勤基礎日数]を基に算出されます。
※※自動判断されない場合もあります。その際は、[修正]ボタンをクリックし修正をしてください(過去の支払に関して、月額変更対象者の判定がされなかった場合、その原因を特定するのは大変難しく、判定されない可能性のある条件をご提示することしかできません)。
条件を満たしていれば、月額変更対象者の自動判断をさせるために特別な操作は必要ありません。